このひと月で、私は結構なマンガの本を買っている。
今も、アマゾンでまとめ買いした数冊の届くのを待っている。
ちょっと前には、古本で「ダーリンは外国人」をそろえた。
今回は、やはり古本で「キカイダー02」というマイナーなマンガを全巻揃えた。
全7巻数百円也。
原作、石ノ森章太郎著のマンガで、自分は読書感想文を書いて、発表するというくらいにはまり込んだ「キカイダー」
そのリメイク版でも。やっぱりジローは可哀相だった。
不完全な故、良心の呵責に苛まれ、苦しみもがく。
彼を創った人間ですら、完全な精神など持ってはいないのに。
「02」も、いろいろな大人の事情で苦しんだマンガだったそうだ。
全7巻の一冊目の巻末と、最終巻のそれを比べると、漫画本編よりせつなく思うのは、私だけだろうか。
大人の事情で、不完全な、不明瞭な終わり方をした「02」は、ジロー同様にせつなく、可哀相に思えた。
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